義歯は歯肉の型をとり、かみ合わせの高さを決めた後、技工所で製作
それをお口の中に馴染むよう調整して使用開始です
小さな義歯であれば長期に及ぶような調整をすることは稀で比較的早期に使えるようになりますが、義歯部分が大きくなるとそれだけ使いこなすことは大変であり、調整も何度か必要になることが多いです
部分ごとに違う歯肉の厚みの差によって擦れたり 噛み方によって擦れたりするだけでなく、義歯を使うための筋力が追い付かないことで馴染まない使いづらいということもあります
当院では新しい義歯で噛めているか、ということを数字化してチェックしながら調整するようにしています
できるだけ不快症状が少なくなり状態良く義歯が使えるよう いろいろな面からのケアや治療を考えています。
●金具が見えて気になる方
特殊なプラスチックで製作するノンクラスプデンチャーを作ることができます
ノンクラスプデンチャーのページ
●沈み込みが大きい場合
支える歯や歯肉の状態を整えることで沈む込みを最小限にすることができます
さらに、歯の根を有効活用したり短いインプラントをストッパーとして活用すると効果が倍増します
●はずれやすい場合
マグネットやアタッチメントが有効です
●すぐ壊れたり、温度の感じ方が鈍い場合
部分的に金属におきかえることで強度が増し、あたたかいものや冷たいものをはっきり感じることができるようになります
●骨のでっぱりがひっかかる場合
義歯の調整だけでは限界がある場合には骨の整形が有効です
●義歯の汚れやニオイが気になる場合
ご自宅でのセルフケアが向上するよう お手入れ方法や便利グッズなどをお伝えしていますが、それでも少しずつ汚れはたまるものです。こびりついた汚れは30分ほどお預かりして業務用の洗浄剤でキレイに洗浄いたします
骨の形や歯肉の厚さなどは二人として同じ方はいません。したがって、義歯に何の不具合もなく使用できている方もいれば長年苦戦されている方もいらっしゃいます。
お一人ずつに合った義歯の設計を考えておりますので、義歯への希望を担当医にお伝えください