歯周病で歯を支える骨を失ってしまった場合
●歯科医院では・・・歯周ポケット内のプラークや歯石を除去し、患者さんの管理テクニックを磨いていただく
●同時にご自宅では・・・歯周病菌を減らした状態を患者さんご自身で保っていく
この両輪がうまくいくことで歯周病は安定期に入り進行を止めることができます。
年単位の長期に渡りこの安定状態を保つことで失われた骨が少しずつ戻ってきますが、一度骨を失ってできた骨のくぼみには汚れがたまりやすいため、理想的な状態を保つことが大変難しく歯周病が再発しやすくなります
当院では再発をできるだけ早期にくいとめるため 定期的な歯肉のチェックや定期クリーニングを行っておりますが、再発のリスクをできるだけ早期に減らすためエムドゲイン(保険非適応)やリグロス(保険適応)、人工骨(保険適応)などによる骨の再生療法も行っています
歯周組織再生医薬品「リグロス」による保険適応の再生療法
H28.11より大学病院等の歯周治療を専門とする医療施設から使用を開始し、安全性や禁忌症が確認されたところで 一般診療所でも使われ始めている医薬品です
保険適応の歯周治療の後期過程で使用できるもので、 初期治療・中期治療の間にできるだけ菌数を減らしセルフケアのレベルも上げた状態で患部歯肉を切開して骨の欠損部に直接作用させていきます