睡眠時無呼吸症



睡眠時無呼吸症は毎晩の酸素欠乏を引き起こし、赤血球過増加による脳血管への影響や血圧上昇、心臓への負担のほか、起床時の頭痛、男性のEDなど 多くの疾患を引き起こしやすくしたり重症化したりすると言われています



2003年頃、睡眠時無呼吸症を患った新幹線の運転手さんが運転中に居眠りをしてしまった というニュースをきっかけに、世間ではこの「睡眠時無呼吸症」という疾患があるということが知られるようになりました。

その後まもなく歯科での無呼吸症治療が保険適応となり、同時に当院では無呼吸症用のマウスピースの製作を行うようになりました。


 
装置によって下あごを前に突き出した状態を維持し、気道確保させます。


この装置で改善できるのは軽度から中等度の無呼吸症ですが、重度無呼吸症でCPAP(シーパップ:鼻マスクから自動的に空気が送り込まれる装置)との併用でCPAPの設定を軽くすることもできます。

現在この装置は まず医科の病院で無呼吸症の検査を行い、医科の先生からの紹介状がないと健康保険適応で製作することができません 

この装置は歯や歯肉に密着した状態で装着するため、虫歯や歯周病が治療されていない状態の方には作ることができません。

また、歯だけで固定させるため、歯の本数が少ない方には使用不可能な場合もあります